HOME > シンポジウム > 第9回安全保障シンポジウム(2015_10)
戦後最長の延長幅となった通常国会では、集団的自衛権の行使に関する新たな政府見解を受けた安全保障関連法が最大の焦点となりました。国会審議では、日本やアジア太平洋地域が直面する現下の厳しい安全保障 環境についての具体的な議論に乏しく、憲法をめぐる観念的な論戦に終始しました。法律に対する国民の賛否も二分しました。
通常国会閉会から間もないタイミングで行う今回のシンポジウムでは、自民党、民主党、維新の党の各党から論客を招き、自衛官OBおよび国際情勢に詳しい識者をまじえ、国会における安保法案審議を振り返ります。その上で、力による現状変更を目指す中国など様々な脅威に対して、日本はどのようにして抑止力を高めていくのかなど、今後の課題や残された論点について議論し、日本の安全保障について考える機会にしたいと思います。